4月6日(水)西日本から東日本にかけては高気圧圏内となり穏やかな天気でした。昼間の日差しのもとでは春本番の暖かさを感じられる一日でした。在宅療養をされてから約1年、念願の「お花見」を実現されました。

2021年2月夜間激しい頭痛に襲われ、命の危機に直面されましたが4月26日退院の日を迎えられました。退院日から私たち訪問看護ステーション野の花がご自宅へ訪問し、リハビリテーションと看護を提供しています。この一年を振り返ってみると、ご家族様が懸命に介護され今日の日を迎えられたことは、本当に素晴らしいことです。ご家族様は、時間をかけ念入りに計画をされ、携帯用吸引器や介護用車両、安楽に外出できるようにとリクライニング車いすなどの準備をされていました。理学療法士は、外出に備えて、ベッドからリクライニング車いすへの移乗や安楽な体位の保持方法、ご自宅から車へ乗るまでの経路や出入口の確認など、願いを叶えるためにご家族様と共に考え、準備に参加させていただきました。

今回、ご家族様が利用者様と「お花見に行きたい！」という熱い思いが叶えられました。ご利用者様は、大好きな阪神タイガースの帽子をかぶり、ユニフォームを身に着け、笑顔でピースをして喜びを表現して下さいました。そんなお姿を見られたご家族様からは、溢れんばかりの笑顔がこぼれていました。訪問看護師たちは、訪問先からお花見をされている場所へ集まり一緒に「お花見」を楽しみました。この一年、ご家族様の献身的な介護の様子を知っている私たちは、今日の日を迎えられたことがとても嬉しく、同じ時間を過ごすひと時に幸せを感じさせていただきました。心から感謝いたします。ありがとうございました。

訪問看護ステーション野の花　所長　丸山節子

訪問看護ステーションのページはこちら