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百二賀のお祝い(102歳)おめでとうございます

お知らせ

大正生まれの男性は、1937年(昭和12年)支那事変(日中戦争)、1941年(昭和16年)〜1945年(昭和20年)大東亜戦争(太平洋戦争)を経験されました。男子は日本国家のために軍人となり、女子はたくさんの子供を産んで後継者を残せという教育の時代でした。大正世代は大正時代から昭和時代の戦前期にかけて学生時代を過ごし、大日本帝国の時代に最後の若者だった世代であり、昭和時代には青年、男性が正規兵として従軍して、戦争前から〜戦中までの時期に軍隊経験がある世代はこの世代が最後となります。また、1964年(昭和39年)東京オリンピックや1973年(昭和48年)のオイルショックを経験されています。
 I.Aさんは、大正8年横浜に生まれ、6月28日に102歳になられました。19歳に出兵し25歳までの6年間戦場で兵士として戦っていたとのことです。その間に、お母様が45歳の若さでお亡くなりになり臨終に立ち会うことは叶いませんでした。戦場でのある日、戦っている最中、お母様に「こちらへおいで」と呼ばれました。お母様の声に誘われ声の方へ行くと、もと居た場所に爆弾が落ち「九死に一生を遂げる」といった不思議な体験を幾度もされたとことです。同期の戦友が隣で爆撃を受けたり、鉄砲で打たれたりと悲しく辛い経験をされ、容易く戦争のことを語れることは殆どありません。命を落とす場面命拾いしたという思い出を語って下さいました。
戦争が終わり25歳に横浜に戻られましたが、食べるものがなくいつも空腹だったこと、鉄工所で就労し10人の兄弟を育て父親を助けてこられました。30歳で結婚し、奈良に移り住んだと教えて下さいました。現在は娘様と暮らしておられます。娘様は「若くして戦争を体験していますが、戦争の事は殆ど話したがりません。よほど辛く悲しい経験をしたのだと思います。父には病気で苦しむことなく、穏やかな毎日を過ごし、穏やかに自分の家で息を引き取ってくれることを願っています」と穏やかに語って下さいました。

※写真は許可を得て掲載しています
訪問看護ステーション野の花 所長 丸山節子


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